平成28年度 第2学期終業式 校長式辞

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 第二学期の終業式に当たり1年を振り返りながら今年の特筆すべきことや、来年に向けての想いを少しお話しします。
 今年は、例年に比べて学校行事や日常の学校生活で大きな変化がありました。思いつくままに挙げてみると次のようなことがありました。
 まず、「学力の向上」を目指す方策の一つして、本年度から土曜日の授業を始めました。総合コースは、原則月2回程度土曜日に正規の授業を3時間実施し、特別進学コースは、これまでも月2回程度土曜日に正規の授業を4時間実施していましたので、本年度から、原則月4回程度、ほぼ毎週正規の授業を実施しています。これにより、年間の授業日数が、総合コースで210日程度、特別進学コースで230日程度と見込まれ県立高校よりも総合コースで10日以上、特別進学コースで30日以上多くなります。授業時間の量的拡大により、これまで以上に基礎・基本の徹底や発展的な内容の授業に時間を掛けることができるようになりました。また、全校で学力の向上を確認するため年2回の到達度テストも導入しました。本校卒業後の進路が進学か就職を問わず、それぞれの進路実現に必要な学力を着実に身に着けるようとするためのものです。次の課題は、教職員と生徒諸君とで授業の質の向上(質の高い授業)を作り上げていくことに取り組むことです。
 次に、学校創立90周年記念式典が11月12日に挙行されたことです。本校は、大正15年12月24日に設立され、県内私学44校の中で13番目に古い歴史を持つ学校です。当日は100人以上の来賓を迎えこの体育館で式典と講演がなされ、式典では平成30年4月から女子の受け入れを再開し男女共学となることが発表されました。現在の1年生が3年生になるときからであり、昭和46年以来のことです。男子生徒だけの募集は、来年2月の入試が最後となります。来年度には、共学化するために必要なトイレや更衣室その他の施設の改修工事を予定しています。平成30年4月から共学化することで学校が大きく変わっていくことと思います。元Jリーガー元日本代表の都並さんの講演では、「夢を叶えるために大切なこと」と題して大きな目標に向かって必死に頑張る姿を窺うことができました。
 3番目、修学旅行の形態を大きく変えたことも今年の特筆すべきことでしょう。昨年までの総合コース全体での沖縄修学旅行から、沖縄、道東、道南各2クラスずつの小集団に変えました。見学や移動・集合など小集団の利便性を生かし研修の成果を上げようと試みたものです。その成果については今後の検証が待たれます。
 4番目、誠タイムを全校生徒対象の講演会とし、リオデジャネイロ・パラリンピックで銅メダリストとなった佐藤圭太さんを講師にお招きしたことです。「夢に向かって」という演題で、夢の奥にあるものをしっかり見据えたお話でした。病気で右足の一部を切断するという大変な事態の中で、陸上を通じて強く生き抜く姿に感動しました。
 今年は、大変有名なお二人の講演を聞く機会があり、奇しくも「夢」がテーマとなっていました。自分の前に立ちはだかる厳しい環境条件を克服し、自分の人生を切り開いていく手立てとして、「人生の夢」や「目標が」如何に大きな支えとなることか、身を持って教えてくださったお話しとして受け止めました。
 これらの話題のほかにも、今年を振り返ってみると新たな試みがいくつかあったことと思います。学校が大きく変わり始める前奏、前触れの年と意識してもらえればと思っています。
 生徒諸君には、一人一人が今年1年間どのように学校生活に取り組めたか振り返っていただきたい。学習、部活動、学校行事、家庭での役割その他、年の初めに考えた目標があったことと思います。是非、検証してください。将来は、数年後には、今年はなどいろいろな段階の目標や夢は、必ずしも1年では結果は出ませんが、持ち続けなければ自分の生き方がぶれてしまうことも出るでしょう。休業としては短い期間ですが、自分を振り返るにはいい機会です。時間を見つけて来年以降の目標を考えてください。来年以降の大きな夢や目標を見据えることができれば、来年は素晴らしい年になるでしょう。
 学校は、平成30年4月という節目の時期を強く意識して、教育活動をさらに活性化していくことを計画しています。その中での主体は、生徒諸君・君達です。学校の目指す方向を教職員と一緒に見据え、充実感のある素晴らしい高校生活を創っていこうではありませんか。