平成29年度 第1学期終業式 校長式辞

校長先生

 梅雨が例年よりも2日ほど早く明け、真夏の日差しの中で、第1学期の終業式を迎えることとなりました。
 今年は、生徒指導課が毎月の努力目標を掲げ、8時25分登校指導を織り交ぜた指導を行い、担任の先生方からの指導も重なり比較的順調に第1学期のスタートを切ることができました。5月末の体育大会も火曜日開催という新たな試みでしたが体育科の先生方を中心に円滑な進行ができました。部活動でも多くの部が県大会に出場し、4部活の6人が高体連の東海大会や東海北陸を含む地域の大会に出場しました。
 ところが、6月に入ると感染性の病気などによる体調不良者が急増し、毎日の欠席者は例年の2倍近い数となりましたが、7月に入りようやく終息する気配を見せてきました。このような健康面での心配もありましたが、第1学期全体としては、転学者1人、謹慎指導を受けた者2人、学校に向かう足が重くなっている人が数人、このほか細かなことはいくつかありましたが、全般的には比較的落ち着いた学期であったと思います。
 6月3日付けの毎日新聞の次のような記事を偶然見つけました。東京理科大学の調査で、大学卒業時の成績は大学入学時の成績とは相関関係がなく、1年次の成績と相関するというものでした。少し長くなりますが引用してみます。「大学卒業時の成績は1年次終了時の成績とほぼ一致し、入学試験の結果とは相関関係が見られないことが東京理科大学が同大の学生を対象に実施した調査で明らかになった。担当した山本誠副学長は「特に1年の6月第1週の出欠状況が、その後の学生生活を左右する」と話している。東京理科大学は、形式が異なる8種類の入試をしている。入試の種類と入学後の成績の関係を検証しようと2009年から、学生の成績の追跡を度々実施しており、1回あたり約3900人の学生のデータを集約して分析した。入試、1年終了時、卒業時の成績を比較したところ、年度、学科を問わず、入試の形態や点数と卒業時の成績には全く相関関係が見られなかった。一方、1年終了時の成績と比較すると、卒業成績との関連性が認められ、1年終了時に成績上位の学生のほぼ100%がよい成績で卒業していた。山本副学長が「最初の鬼門」と指摘するのが、6月の第1週だ。例年1年生の1割ほどがこの時期に授業に出てこなくなり、成績不振や留年に繋がるケースが目立つと言う。」 この記事の内容は、特定の大学の理系の学生を対象にした調査で、まして年齢層も学校の位置づけも異なる高校にそのままあてはまるとは考えていませんが、興味深く読みました。2年生と3年生の生徒諸君は、我が身を振り返ってみてはどうでしょうか。高校入学時の初心を覚えていますか。
 1年生諸君、高校に進学しての最初の学期をどう過ごしましたか。高校に進学したら是非やってみようと見定めた目標に向かって努力が続いていますか。2年生諸君は高校生活の折り返しの時期の少し前ですが、部活動では3年生に代わって中心的な役割を担う立場になってきたと思います。進路についても本気で考え始めていますか。学習面が中弛みになっていませんか。3年生で就職を希望している人は就職戦線突入という状態であり、進学を希望している人も、4年制大学希望か専門学校等の希望かで取り組み方が違ってきていると思いますが、いずれにせよこちらも準備のための時間は限られてきています。
 明日から始まる夏季休業は40日近い日数がありますが、過ごし方次第で如何様にもなるでしょう。第1学期の本校での生活を振り返り、今後の高校生活をどのように過ごすべきか残された期間を考慮してよく考えてください。必死で部活動や学習に取り組めば秋ごろからその成果が表れるでしょう。ボランティアなど普段できない活動に集中して取り組むのもいいでしょう。家庭の事情でアルバイトが忙しい人もいるでしょう。目標を決めて40日を過ごしてください。漫然と過ごすことだけは絶対に避けてほしいものです。2学期へのそして卒業後の進路へのつながりを実感できる夏季休業となることを願っています。
 私は、現在66歳になりますが50年近く前の高校時代の記憶は断片的ながらも鮮明に蘇ってきます。振り返ってみると高校時代の3年間は人生のごく短い期間ですが、多感な時期であり伸び代の大きい時間であったと思います。今思えば、目先のことにとらわれてやり残したこともたくさん思い起こされ、悔やまれます。
 最後に、夏季休業中は、かなり自分の裁量を働かすことのできる期間です。40日間の目標を達成し、生徒諸君一人一人が充実感にあふれた顔で8月31日の第2学期始業式に臨むことを期待しています。健康にも気を配り過ごしてください。

 付け加えとなりますが、夏季休業中の校内の工事のことをお知らせしておきます。平成30年4月からの男女共学化に向けて、トイレを中心とした施設の改修工事を明日から始めます。校舎の南北棟、第一体育館、誠勇館、外部活棟トイレ等を順番に行います。工事の途中で大きな音が出たり校舎の一部が使えなくなることもあり、生徒諸君にも不便な思いをさせると思いますが、事情を承知して協力してください。10月の中旬ころにはすべての工事を終了できる計画です。このこととは別にプールの改修工事も水泳のシーズンが終わった後実施します。11月末頃にはこれも終わるでしょう。以上です。