平成29年度 第2学期終業式 校長式辞

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 昨年の11月下旬に開催した本校創立90周年の記念式典の中で、平成30年4月からの男女共学化、女子生徒の募集再開を発表して1年余が経ちました。この間、先生方や事務室の皆さんがそれぞれの役割に応じて、新たな3コース制の教育課程の編成、新たな制服等の選定、施設の改修、生徒の指導に係る内規等の改正、生徒募集のための共学用の資料の作成、中学校への説明、オープンスクールの開催、その他多様な準備を進めてきてくれました。オープンスクールでは、多くの生徒諸君がその運営に大きな役割をはたしてくれました。2年目を迎えた全校での土曜授業も定着してきています。部活動でも、東海大会に出場した部活動、県大会でベスト4を賭けて戦った部活動、地区大会で優勝を重ねた部活動他、それぞれの頑張りがみられた1年でした。こうした生徒諸君の活躍が学校の評価を高め勢いを強めてくれています。第2学期を振り返ってみると樟風祭、マラソン大会、2年生の修学旅行も計画どおり実施できました。細かくみれば課題はまだいろいろありますが、全体的な雰囲気としては、共学を目指す準備と部活動の活躍が相俟って学校に活気が出ています。
 オープンスクールも今年度は大きな変化がありました。夏のオープンスクールは、中学生と保護者の参加者数が、平成27年度に521人、平成28年度に616人、本年度は1,095人と約1.8倍の増加でした。秋のオープンスクールも、平成27年度に413人、平成28年度に495人、本年度793人と1.6倍の増加でした。先日行われた冬のオープンスクールも、
平成27年度に699人、平成28年度に574人、本年度は971人と1.7倍の増加でした。女子生徒の参加者の増加分だけでなく、それぞれ男子生徒の参加者も増えています。オープンスクールに参加した中学生全員が本校を受検するというわけではありませんが、本校に対する中学生の関心の高まりがはっきりと感じられます。
 校内に目を向けると、生徒諸君の学力の向上が大きな課題となっています。このことは、本校に限ってのことではなく、すべての高校について言われていることで、高校を卒業することの質の保証、高校卒業生として一定の知識や技能とそれを基にした、思考力・判断力・表現力を確実に身に付けていることが求められていることです。そのため学力の向上は、進学か就職かという進路に関わりなく必要とされているものです。進学の場合は、大学や短大、専門学校ごとに、就職の場合もそれぞれの企業ごとに要求される水準があります。そうしたことから本校でも、確かな学力を身に付けることを生徒諸君一人一人が達成しなければなりません。ここでいう学力は、単に知識の量を問うものではなく、一定程度以上の知識の量と一定水準以上の技能を基にした思考力・判断力・表現力を包括した力と考えてください。今後ますます多様化・複雑化していく社会においては、仕事や生活のなかで判断を迫られたとき、必ずしも答えが一つでないこと、正解がないかもしれない場面も多くなってきます。そのような中では、自分で考え対応を判断し意思表示して生きぬいていく力の基となるものを、確実に身に付けておくことが必要となります。確実に身に付けておくべき基となるもの質と量を豊富にすることが学力の向上だと理解してください。
 第2学期を、場合によっては今年1年を振り返って目指した目標にどれほど近づくことができたか分析してください。冬季休業は期間も短く慌ただしい時期ではありますが、是非、振り返りとそれに基づく来学期と来年の目標を明確に立ててください。目標を立てる際に、進路や部活動など多様な目標を考えると思いますが、学力の向上に関する目標も必ず加えてください。新たな目標に向けて第3学期と平成30年が円滑に出発できるよう願っています。